12月10日、ストックホルムでのノーベル賞受賞式に、青色LEDの発明者・中村修二さんが出席する。会社に所属しながら社会に画期的発明をもたらす社員に、企業はどう報いるべきか、今、さまざまな模索が始まっている。ある精密機器メーカーでは、発明に対する貢献度をどう測り、対価や報酬をどう算定するか、細かくルールを決めた。あるファスナーメーカーでは、個人ではなく数多くのスタッフが携わるチーム研究が増える中、不公平感が生じない報奨制度を導入した。金銭だけではなく、正社員への登用など、待遇面で従業員の貢献に報いる会社もある。どうすれば活発にイノベーションを生み出しグローバルな競争を勝ち抜けるのか。最新の動きを紹介する。
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