先月24日に池袋の繁華街で8人が死傷。今月5日には北区で3人が怪我…。今、危険ドラッグを使用した結果、車を暴走させ、市民を巻き込む事故が急増している。去年、国は危険ドラッグ規制の決め手として、有害な薬物1300種類以上に広く法の網をかける「包括規制」を始めた。しかし、その効果はあまり出ていないばかりか、皮肉にも、規制が強化されることで、さらに複雑な構造を持つ危険なドラッグが次々と開発されているのが現実だ。中毒者の治療にあたる医師は、「未知の化学物質が次々と生まれ、もはや対応できない」と危機感を募らせている。番組は、新たなフェーズに入った危険ドラッグまん延の実態を描くとともに、国がさらなる規制強化に乗り出そうとしている中、どんな対策が求められるかを考える。
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