「なんで一段一段なんだろう…」スキー・モーグルの上村愛子は4年前のバンクーバー五輪、競技終了後につぶやいた。7位、6位、5位、そして4位。またメダルに届かなかった上村は五輪後いったん競技から離れた。自分を見つめ直す日々。そこで気づいたのが「自分にはモーグルしかない」ということ。1年間のブランクを埋めるために徹底した肉体改造。さらには女子では一握りの選手しかできない大技への挑戦。「難しい目標に挑戦することが自分らしさ」と語る上村。5回目の五輪で悲願のメダルに挑む、34歳のベテランアスリートの生きざまを見つめる。
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