“つながり力”から、日本に新たな活路を切り開くヒントを探るシリーズ2夜目。私たちの暮らし、地域社会が抱える様々な課題を、人と人との「つながり」を広げることで克服しようという試みが始まろうとしている。これまでも市民運動やNPOなどが活動を続けてきたが、より広範で推進力を持つ動きに中々つながらないのが現状だ。こうした中、多様な人々を結びつける市民運動を理論化し「分断されたアメリカを一つにした男」として世界的に知られるマーシャル・ガンツ博士(ハーバード大)が来日。日本各地で活動するNPOの代表ら47名を集めてワークショップが開催された。ガンツ博士が訴えるのは、人々をつなぎ、動かすことのできる「物語」を共有することの重要性だ。カリスマ・リーダーに頼らず、一人一人の当事者意識を高めて社会を変革する可能性を探る。
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