4月、黒田日銀総裁が打ち出した大規模な金融緩和よって、円安・株高の動きが加速し、明るい兆しが見えていた日本経済。ところが、先月23日、突如として株価は大幅に下落、円安の流れがストップするなど金融市場が乱調に陥った。その背景には、日米の緩和マネーを活用して相場を盛り上げるだけ盛り上げてきた海外の投機筋がここに来て態度を一変させたことがある。そのきっかけとなったのは、大きな転換期を迎えようとしているアメリカの金融政策。米中央銀行=FRBは何を考えているのか。ニューヨーク、ワシントンなどの大物投機家や当局関係者を緊急取材。乱高下する金融市場の深層に迫る。
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