搭載されたバッテリーのトラブルによって運航停止を余儀なくされた“夢の旅客機”ボーイング787機。先月下旬、ボーイング社が提案した、80にのぼるトラブル要因を想定したバッテリーシステムの改修計画が米航空当局に認可されたことなどから、日本では来月1日から営業運航が再開されることになった。しかし、トラブルの原因は未だ特定出来ていない。アメリカの国家運輸安全委員会は、先月、ボーイング社の幹部などを集めた異例の公聴会を実施するなど、原因究明を急いでいる。一方、国内の航空会社は、運航再開へ向けた模索を始めている。日本航空は、安心して787機に搭乗してもらうために何が必要なのか、社内横断での対応を検討している。番組では、アメリカの公聴会で明らかになる問題点の検証に加え、日本航空の運航再開への密着ルポを通して、ひとたび事故を起こせば深刻な事態を招く“旅客機の安全”とは何か考えていく。
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