警察が学校と教育委員会を捜査する異例の展開となった大津市の中学2年生自殺問題。学校の調査は原因究明に生かされていないとして、厳しい批判が起きている。実は自殺問題が各地で起きるたび、それぞれの学校は、事実関係を明らかにするよう求める遺族から、消極的だと批判されてきた。しかし、文部科学省が去年6月、自殺が起きた場合には、学校が速やかな対応を取り、場合によっては第三者委員会を設置して原因を明らかにするよう通知を出していた。その直後に起きた、いじめとの関係が疑われる自殺。なぜ学校は子どもが自殺しても原因を明らかにすることができないのか。自殺調査のあり方を考える。
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