先月、長崎県西海市で23才の女性の母親と祖母の二人が殺害された事件。逮捕された27才の男は、千葉県の女性の家に居座り、日常的に暴力を繰り返していた。女性の父親から相談をうけた警察は、男に事情聴取や警告を行っていたが、男は女性から引き離された事を機に、ストーカー行為を行い、最後には家族の殺害に及んだ。その後の取材から、警察の対応には、男女間の暴力事案に対する処理のスピードや、警察同士の連携などに問題があったことが判ってきた。何度も警察に危機感を伝え対応を求めていた父親は「今の法律は私たち一般市民を守ってくれない」と弁護士を通して思いを述べた。対応に何らかの問題があったとして今、警察庁も検証に乗り出している。SOSはなぜ届かなかったのか、事件を検証する。
みんなのコメント