原発事故を受けて福島県が行う事を決めた、全県民202万人を対象にした異例の健康調査。その先行調査の結果が、7月末から住民に伝えられている。今も放出が続く放射性物質の影響がどこまで人体に及んでいるのか、注目が集まっている。この調査は、住民に安心を与えるのを目的の一つにして福島県が実施を決め、広島や長崎の放射線被ばくの専門家からなる検討チームによって進められている。チームは、安全の線引きをどのように行い、福島県民はその結果をどのように受け止めているのか。未知の低線量被ばくの中で、私たちはどう“安全”を捉えていくべきなのかを考える。
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