事実と異なる供述調書の作成や証拠の改ざん―――。無罪が確定した厚生労働省元局長・村木厚子さんの裁判で露わになった検察の問題を根本から考え、改革への提言に繋げる「検察の在り方検討会議」の議論が正念場を迎えている。メンバーは元検事総長や元裁判官、弁護士、ジャーナリストなど15人。組織はどうあるべきか、取調べの可視化をどうするか、供述調書に頼る刑事司法を変えていくのかなど、近年司法制度改革が進む中で手つかずとされてきた問題にどこまで踏み込めるかが焦点だ。番組では議論から浮かび上がる改革への課題を見つめるとともに、冤罪事件を機に捜査機関の抜本的な改革を模索してきたイギリスの例を検証。実効性のある検察改革を実現する ために何が必要かを考える。
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