携帯電話やデジカメ、電気自動車などの製造に欠かせない希少金属「レアメタル」。需要が拡大する中、産出国は中国やロシアなどに限られるため価格は高騰、資源小国の日本はその対策が急がれている。そんな中、注目が高まっているのが“都市鉱山”と呼ばれる使用済み製品からのリサイクルだ。ある試算によると、日本国内には世界の消費量の数年分にも匹敵する大量のレアメタルが“埋蔵”されているという。日本では、この都市鉱山からレアメタルをリサイクルする国家プロジェクトも動き始めたが、産出国の中国はリサイクルにも本腰を入れ、資源獲得戦略を推し進めている。はたして日本は対抗できるのか。レアメタル争奪の最前線を追い、その可能性と課題を考える。
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