今、人間そっくりのロボット、アンドロイドの研究が日本で急速に進んでいる。自然な動き、喜怒哀楽などの感情表現。まるで“心”を持ったかのような存在感を持つロボットの開発をリードしてきたのは大阪大学の石黒浩教授、世界の「生きている天才100人」にも選ばれた研究者だ。石黒教授は去年、アンドロイドの実用化に向けて大きな一歩を踏み出した。アンドロイドの市販に踏み切ったのだ。医療の現場で患者の心を癒したり、遠く離れたところに住む独居老人のカウンセリングに使われたり、アンドロイドは今、私たちの身近な存在になりつつある。空想の世界と思われてきた人とアンドロイドが共存する世界に現実がどこまで迫っているのかを伝える。
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