尖閣諸島沖の衝突事件の映像が流出した問題で、警視庁や東京地検は、「自分が映像を流出させた」と話している海上保安官への事情聴取を進めている。海上保安官には、国家公務員法の守秘義務違反が問われる可能性があると見られる一方、専門家の間には、「国が映像を公開すべきだった」という声も上がっている。さらに、一連の出来事を通じて、「ネット社会の情報管理の限界」や「機密情報の取り扱いのあり方」「機密情報と、国民の知る権利との関係はどうあるべきか」などの問題が問いかけられることになった。番組では、映像流出の経緯を追うとともに、今回の問題が社会に投げ掛けた課題について考えていく。
みんなのコメント