今、世界では毎年4万種もの生物が絶滅している。最大の原因は、資源や原料を得るために各地で進む開発。深刻化する事態を打開するため、企業が責任を担うべきだとする声が強まっている。今月、名古屋で開催される生物多様性条約締約国会議(COP10)でも、「生物多様性とビジネス」が主要テーマとして議論される。こうした中で危機感を高めた企業の中には、原料の調達先を見直したり、温暖化対策の排出権取引のように市場原理を持ち込むなど、新たな動きも出始めている。番組では、生物多様性保全と企業活動の両立をめざして変わり始めたビジネスの現場を追う。
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