植民地支配から独立して50年。アフリカが今、世界経済を牽引する「新興パワー」として急成長を遂げている。しかし、その原動力になっているのは天然資源を狙う中国やインド、欧米からの「外資マネー」。社会で格差が拡大し、アフリカでは「第二の植民地化」を危惧する声も上がり始めている。そんな中、チーターのようなスピードで変革を目指す新世代のアフリカ人、「チーター世代」が活発に動きはじめている。留学し、欧米企業でキャリアを積んできたチーターたちは、金融危機の影響で欧米でのビジネスが縮小していることもあり、アフリカに戻り、チャンスを見いだそうとしているのだ。しかし、いざ起業しても「援助漬け」の体質や、教育水準の低さなど様々な壁が立ちはだかる。チーター世代の挑戦を通じて、真の自立を目指し、変わろうとするアフリカの姿を描く。
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