デフレが深刻化する中で、安売り以外の戦略で客の心を掴もうとしているスーパーが注目を集めている。山梨県にある「オギノ」は、客の買っている商品からその客にどんな買い物の志向があるのかを分析。その志向にあわせて店毎に販売する商品を変える戦略を打ち出している。一方、「コストを削減する」小売りの常識を否定し、あえてコストをかける戦略を打ち出すところも。首都圏にある「オオゼキ」は、従業員の7割を正社員にしてそれぞれの担当者に値決めや品揃えを任せる「個店主義」を打ち出している。さらに、福岡にある「ハローデイ」はお客さまカードを活用して、客が欲しい商品は原則的にすべて仕入れることにしている。大量仕入れによるコスト削減とは真逆のやり方だ。独自性をどう打ち出して客の心を掴むのか、スーパーの戦略に迫る。
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