感染の拡大が止まらない新型インフルエンザ。10月末には1週間に100万人以上の新たな患者が発生、勢いは更に強まっている。とくに目立っているのが14歳以下の子ども。患者全体の7割以上を占めており、例年のインフルエンザに比べ症状が急変し重症になるケースが多く報告されている。こうした中、ワクチン接種の進め方を見直し、子どもへの接種を早める決断をした自治体も現れた。問い合わせが殺到する中、準備不足などから現場では混乱が続いている。一方、小中学校や企業では、学級閉鎖や出勤停止などの感染防止策をとりながら授業時間や企業活動をどう維持・確保するのか、様々な模索が始まっている。今どのような対策が求められるのか、さらなる感染拡大が予想される冬に向けどのような課題が見えてきたのか、検証する。
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