今アメリカ、インドネシアなどで大規模な地熱発電所の開設が相次ぎ、世界の地熱発電量は10年で倍増。地球温暖化問題やエネルギー確保が懸念される中、CO2排出がほとんどなく、安定供給できるエネルギーとして地熱発電が見直されている。火山国の日本では、世界第3位と見積もられる地熱資源がありながら 10年以上新規事業開発がゼロ、およそ20年前世界でトップレベルの技術を持っていたが、その継承も難しくなっている。初期投資が膨大なのもその一因だ。 2020年までに、電力量の33%を再生可能エネルギーにする目標を掲げたカリフォルニアをはじめ、アメリカでは財政的な優遇措置など積極的な地熱支援策を打ち出している。地熱発電に日本がどう取り組むのか、課題を探る。
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