日本経済が大きな試練に直面する中で、2009年、各企業の社長はどう経営を舵取りして新たなチャンスをつかもうとしているのか。三菱自動車は、国内の消費の低迷とロシアなど新興国市場の需要減の影響でかつてない経営環境に置かれているが、こうした中で今年勝負をかけているのが、この夏に発売開始する電気自動車だ。一方、キリンビールは海外企業を買収、アジア市場を重要な市場として打って出ようとしている。また、各地のスーパーが軒並み苦戦している中で、健闘しているのが「価格は安く、しかし消費者が得した」と思える商品をそろえるスーパーだ。製造業、そして消費。それぞれの現場に向き合う各社長が新たな年をどう迎えたのか取材して、2009年の経済の課題を占う。
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