“待ったなし”の対策が求められる二酸化炭素排出量の削減。7月の洞爺湖サミットでも中心テーマとして話し合われる。しかし、世界に先駆けて省エネ技術を導入してきた日本にとっては、より一層の削減は容易ではない。こうした中、注目を集めているのが、工場などから出る二酸化炭素を回収し、地中に封じ込める新技術だ。実証実験が各地の製鉄所や発電所、そして新潟のガス田で進められている。埋めた二酸化炭素を天然ガスに生まれ変わらせる研究も始まった。その一方で、コストの課題や、埋めた二酸化炭素が漏出しないかなど安全性の議論も起きている。二酸化炭素削減の最新技術と課題を探る。
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