東北地方内陸部を襲ったマグニチュード7.2の地震。被害は山間部に集中した。太平洋プレートが日本列島に沈み込むエネルギーで歪みが集中している地域で起きた大地震で山をえぐるような大規模な土砂崩れが起きた。栗駒山の火山灰が堆積し水を含むと崩れやすい地盤だったことが土砂崩れの被害拡大に繋がったと見られている。土石流に飲み込まれ7人が行方不明になった温泉宿「駒の湯」のある宮城県栗原市栗駒耕英地区の住民たちは土砂崩れで道路が寸断され、一時、孤立を余儀なくなれた。この地域の住民は戦後、国から原生林を買い上げ自ら開拓、厳しい自然環境の中で協力し合って生きてきた。住民たちは余震が続く避難所で行方不明となっている温泉宿の従業員の無事を祈っている。現地からの報告で岩手・宮城内陸地震の最新情報を伝える。
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