「富士山を動かすにはどうしますか?」、「世界6大陸のうち1つをなくすとしたらどれですか?」、今、こうした、一見、荒唐無稽とも思える問題が大手企業を中心に就職試験で使われ始めている。”知識だけでは解けない問題”で、学生の本来の思考力や、問題解決能力など、知識とは別の頭の良さ=「地頭力(じあたまりょく)」を見極めようとしているのだ。背景には、環境変化が激しい現在、”未知の領域”や”不測の事態に力を発揮できる人材”を企業が求めている事実がある。「地頭力」のある人材発掘に取り組む企業の採用現場をドキュメントし、「地頭力」を重要視する背景や人材育成のあり方についても考える。
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