この夏に大きくクローズアップされた「サブプライムショック」。その波紋は収まるどころか、広がり続けている。トップの辞任にまでつながったシティグループやメリルリンチの深い傷。数千億円規模で損失を被っていることがわかった日本の金融機関。さらに実態経済にも影響が出始めている。アメリカの住宅関連市場が冷え込んでいることなどから、アメリカ向けの輸出に頼ってきた日本の企業の中には業績悪化を懸念する声や輸出先をアジアによりシフトしようという動きも出てきている。また、金融市場のリスクを嫌ったマネーが商品市場に流入し、原油や穀物などの価格が高騰、私たちの暮らしに影を落としている。番組では、サブプライムショックのインパクトの大きさを改めて分析し、景気や暮らしへの影響を検証していく。
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