3日からインドネシアで開かれているCOP13・気候変動枠組み条約締結国会議では、地球温暖化を加速させている大きな要因として、途上国の森林破壊の問題が話し合われる。先進各国でいま温暖化対策として、バイオディーゼルの需要が急激に伸びているが、その影響でインドネシアでは、皮肉にも熱帯雨林が次々と切り倒され、パーム油の原料となるヤシの畑へと作り変えられている。これら森林の消失で、二酸化炭素吸収能力が落ちる上、土壌が乾くことで大量の温室効果ガスが発生、インドネシアは世界第3位の二酸化炭素排出大国となっている。この深刻な森林破壊をどう食い止めるのか。国際機関やNGO、それに日本企業などの取り組みを取材し、対策を探る。
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