東京・目黒区の祐天寺に保管されている朝鮮半島出身の軍人・軍属の千体以上の遺骨。戦後62年の時を経て、韓国の遺族に返還するため、日韓の協議が続いている。実はこの遺骨は今から30年以上前に、一括で返還されるチャンスがあった。今年4月に韓国で開示された外交文書によると1975年、日本政府は韓国と北朝鮮に対し祐天寺の遺骨返還を提案。しかし韓国側は日朝の接近を警戒し拒否した事が記されていたのだ。番組では日本に残された朝鮮半島出身者の遺骨返還を巡る”知られざる日韓交渉史”を描くと同時に、民間人の遺骨を返還しようと動く日本の仏教界の試みを伝える。
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