19世紀中頃、アメリカで生まれたといわれている詩、「千の風になって」は「米同時多発テロ」や「IRAテロ」の遺族など、世界中で、悲しみにくれる人々を励ましてきた。日本でも神戸の教会に事故や病気で家族を失った人たちが集まり、毎月、この詩を歌い継いできた。詩に曲をつけた作家・新井満氏のもとには5000通を超える手紙が寄せられている。「家族を亡くした悲しみを癒された」「病気と闘う力をもらった」など、一人ひとりの心情が綴られている。番組では、この歌に生きる力をもらったという全国各地の人びとを訪ね、その思いを描くとともに、新井満氏をゲストに迎え、「千の風になって」の誕生秘話や「死生観が変わった」という詩のメッセージについて聞く。
みんなのコメント