昨年、興行収入10億円以上のヒットが30本を超えた日本映画。21年ぶりに国内興行収入で洋画を上回るなど活況を呈している。そこには様々な戦略があった。大手映画会社などを中心に生まれる50億円を超えるメガヒットを支えているのは、徹底的に客の意見を取り入れた客本位主義の映画製作。また独立系の映画会社は、独自の資金調達やPR戦略で作品性を重視しながら興行収入を確保するシステムを構築した。一方でハリウッドに進出し、全米興行収入第一位に輝いた日本人プロデューサーも出現。日本的オリジナリティーを全面に押し出す映画作りで高い評価を得ている。オリジナリティーこそが更なる日本映画飛躍の鍵だという。好調日本映画を支える戦略に迫る。
みんなのコメント