史上空前の好景気が続く一方で、「働き盛り・30代のうつ病」が急増している。社会経済生産性本部の調査によれば、「この3年で心の病が増加した」と答えた上場企業は61.5%、心の病で1ヶ月以上の休業者がいる企業は74.8%に達した。背景にあるのは、企業間国際競争の下で行われている合理化・効率化、成果主義による社内競争の激化など。さらに社内コミュニケーションが減少する一方、携帯やパソコンによって24時間仕事への対応を余儀なくされるなど、働く環境の激変が重くのしかかっている。急増する「働き盛りのうつ病」の実情や、うつ病予防や復帰支援ための社内改革にのりだした企業などを取材。職場で高まるストレスと、その対応を考える。
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