6月29日は、株主総会の集中日。今年、企業は今までにない難しい対応に追われている。村上ファンドの問題でも注目された、株主の実像がつかめない「ファンド」、「個人株主」が急速に大きな勢力となり、総会の議決がどうなるか、見えなくなってしまったのだ。しかも今年は会社法が改正され、株主の3分の2の賛成を必要とする重要議案を抱える企業が多く、否決されれば大きな痛手となる。ファンドに大量の資金を投入しながら表に姿を見せず、しかも議決を左右する海外投資家との攻防、個人株主が集まり「もの言う株主」として総会を動かそうとする動きなどを追いながら、大きく変貌する株主の姿、企業と株主の関係を見せていく。
みんなのコメント