耳の聞こえないダックスフント、両目のないチワワ、脳に障害があり回り続ける柴犬。こうした障害のある犬の報告が全国から相次いでいる。背景にあるのはペットブーム。ペットショップなどでは今、他の人が持っていない珍しい色の犬に人気が集まっている。そうした高値で売れる犬を作り出そうと、近親交配など遺伝病の可能性を無視した”乱繁殖”が行われているのだ。こうした状況を食い止めようと、国はこの6月に改正動物愛護管理法を施行、悪質な業者を処分できるようになった。ペットブームの裏で起きている乱繁殖の実態とその対策に迫る。
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