年々増えているともいわれる「キレる子ども」。文部科学省が専門家を集めて「キレる子ども対策」に取り組む委員会では、教育学や心理学など従来のアプローチだけでなく、最新の脳科学の知見を取り入れた対策に乗り出した。注目するのは、脳のふたつの器官。感情を生み出す「アクセル」となる扁桃体と、感情を制御する「ブレーキ」の役割を担う前頭前野。様々な実験を通じて明らかになった「効果的な訓練法」を学校などの現場で生かしていこうと取り組みが始まっている。どうすれば「キレない脳」を育てられるか。最新の研究成果と現場の取り組みを伝える。
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