タリバンによって大仏と壁画が破壊され、消滅の危機に瀕したアフガニスタンのバーミヤン遺跡。ここには、1400年以上前、東西の文明を融合した巨大な仏教王国が存在したと言われている。玄奘三蔵の大唐西域記によると、二体の大仏は金色に輝き、王城や伽藍が甍を連ねていたという。300mもの巨大な涅槃像があったとも記されている。この幻のバーミヤン仏教王国を解明しようと、日本の調査隊が11月から本格的な発掘調査を始め、知られざる姿が浮かび上がりつつある。日本隊の最新成果を報告すると共に、遺跡保護へ向けた様々な課題をどう乗り越えていったらいいのか考える。
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