日本列島を襲った記録的な大雪。各地で最高積雪量を更新し、死者は6日の時点で53人に上った。その多くは除雪作業中の高齢者だ。除雪を行わねば、家屋の倒壊の恐怖が待っている。長野県飯山市の63歳の女性は、外出中に自宅が倒壊。ある程度積もると屋根から自然に落ちるはずの雪が、落ちずに留まったのは、気温の低さが関係していると雪氷防災研究所は見ている。あまり大雪を経験してこなかった地域の自治体は、すでに除雪費が底をつき、地域ぐるみで除雪に乗り出す住民の活動も困難に直面している。豪雪に苦しむ現場のルポを通して、家屋倒壊の危険はどこまで迫っているのか、豪雪にどのように向き合えばいいのか、探る。
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