外国から流れ着き、海岸に散乱するペットボトルやプラスチック片、「漂着ごみ」が急増。11月14日から富山市で日・中・韓・ロ4ヶ国が集まり、初めて共同で対策を話し合った。今、日本の海岸に押し寄せる外国からの「漂着ごみ」は、年間推計11万トンに上り、これまで処分を担ってきた市町村では、コスト負担の増大に悲鳴を上げている。長崎県対馬では島内で処理しきれず、年千トンの漂着ごみを北九州に海上輸送せざるを得ない事態に陥っている。一方、日本のごみも海外に流出、極東ロシアでは海外からのごみの2割を占め、太平洋上の島々では野鳥やウミガメが変死し、漂着ごみの誤飲が疑われている。初の4ヶ国の会合をきっかけに、国境を越えたゴミ騒動の背景と対策をさぐる。
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