今月8日に来日した新たな駐日アメリカ大使トーマス・シーファー氏、57歳。大物政治家や親日家がつとめてきた歴代大使のなかで、シーファー氏はビジネスマン出身、日本との深いつながりもない異色の経歴の持ち主だ。そのシーファー氏が駐日大使に指名された最大の理由は、ブッシュ大統領との親密な関係だ。かつて大リーグの球団を共同で経営した際、シーファー氏はブッシュ大統領の絶対的な信頼を勝ち取った。駐オーストラリア大使の時代には、オーストラリア軍のイラク派兵を後押しするなど、両国関係を強固なものとする一方で、そのやり方には内政干渉と批判を受けたこともあった。
日米関係はいま「史上もっとも良好」と言われている。しかし米軍再編、BSE、日本の安全保障理事国入りをめぐる問題など、懸念材料も少なくない。「大統領の親友」シーファー氏は日米関係をどうみているのか、そしてこれからどんな方向へ導こうと考えているのか、国谷キャスターの単独インタビューから考える。
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