去年、アフリカ女性として初のノーベル平和賞となったケニアの環境保護運動家、ワンガリ・マータイさん(64)。今月、来日し京都議定書の発効記念行事などに参加する。農家の娘だったマータイさんは、かつてケニアの30%を覆っていた森林が2%程度まで激減するという環境破壊に対して、30年前にNGO「グリーンベルト運動」を組織、時に激しい弾圧を受けながらアフリカ全土に3000万本の植樹をするまでに成長させた。
また森林破壊をもたらす元凶は貧困として、女性の自立や紛争の解決にも奔走、日本がケニアで建設を進めるダムを不要として反対するなど、第三世界に適合する支援のあり方を求めている。マータイさんにインタビュー、第三世界から見た地球環境保護のあり方を考える。
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