子供が寝付いてからゆっくり品定めしたい、土日をショッピングでつぶしたくない。こうした消費者が増え、「深夜の買い物」が当たり前になりつつある。大手スーパー4社では、既に7割の店舗が夜11時以降の深夜営業を実施。激化する競争の中で、西友は、人件費や照明費などのコストをぎりぎりまで抑えながら、グループ全体の半数200店の24時間営業を一気に推し進めようとしている。
一方で、これまで深夜の客を独占してきたコンビニエンスストアは危機感を募らせている。業界二位のローソンは、苦境を打開するため「コンビニ改造計画」を打ち出し、新しい業態の模索を始めた。進む深夜化の中で、小売業の姿はどのように変わろうとしているのか、各社の戦略を通して見つめる。
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