ニューヨークとワシントンを狙った同時多発テロが世界を震撼させてから3年がたった。
”テロとの戦い”を掲げアフガニスタンやイラクへの武力行使に踏み切ったアメリカ。 ブッシュ政権は「アメリカは安全になった」と繰り返す一方で、「テロ攻撃される危険性が高い」とし、「テロとの戦い」の継続を国民に訴える。この三年、人口が集積するニューヨークではテロ攻撃の危険性が高いとされ、5段階の政府のテロ警戒レベルの内、二番目に高い「オレンジ色」(HIGH=テロ攻撃の危険性が高い)が点灯され続けている。テロの危険性と隣り合わせの中に生きる人々は何を思うのか…。
一方、外国からの出入国を厳しく監視しようとするアメリカ政府の一連の施策は、アメリカの特徴である「自由」や「寛容さ」といったものを失わせていないのか。外国人の技術者が入国ビザを取得できないことから深刻な影響を受けつつある経済の現場からの報告をも交え。アメリカの今をルポする。
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