給食を食べられない子供たちが増えている。アレルギー物質を含んだ食物を食べると急性の場合ショック症状などを起こす「食物アレルギー」。全国で10万人の小学生が症状を抱え、文部科学省も本格的な調査に乗り出したが、その対応は学校や自治体によって大きな差がある。
毎日、食べられない給食にそっくりの弁当を作って持たせる親もいる一方で、長野県松本市では、給食センターにアレルギー担当の調理員を置き、医師の診断をもとに”給食カルテ”を作成、アレルギーの子供1人1人に対応する取り組みを進めている。「皆同じものを一緒に食べる」という学校給食のあり方を揺るがす食物アレルギー。給食現場に求められる変化を探る。
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