日本人の睡眠時間はこの40年で1時間近く減少(7時間23分)、夜10時の就寝率も70%から20%と、急激な短眠化・夜型化が進んでいる。
睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌が夜になると減少し「夜更かしするほど眠れない」悪循環を生むメカニズム分析が進む一方、睡眠不足が鬱病や痴呆など深刻な健康被害の原因となっていることが明らかになってきた。親につられて睡眠不足になる子供が増えているが、睡眠が不規則な子供は3角形をきちんと描けない割合が通常の4倍以上になるなど、脳の認知機能と運動機能との統合能力に遅れが見つかっている。
最新研究が明らかにする「短眠化が体を蝕む」衝撃の実態を、企業や自治体が取り組み始めた睡眠不足対策と共に伝える。
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