携帯電話の高機能化が加速している。各メーカーとも目新しい機能で差別化を図ろうと、テレビ受信、バーコード読み取り、指紋認証など、小さな端末に新たな機能を盛り込む競争が続いている。
こうした新機能が今、ビジネスのかたちまで変え始めている。テレビ電話機能を使った保険契約の手続きや、GPS機能を使った外勤業務の効率化など、コストダウンに生かす企業が続々と登場。NTTドコモはこの夏、「財布にも、鍵にも、チケットにもなる」全く新しい機能を持つ端末を投入して、ビジネス利用を新たな成長の足がかりにしようとしている。
その一方で、高機能化による端末内の情報量の飛躍的な増加は、セキュリティをどう守るかという新たな課題も突きつけている。ケータイのビジネス利用をめぐる最新の動きを追う。
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