今、警察の不正経理をめぐる問題が相次いで発覚している。
北海道警察本部では、元幹部が組織ぐるみで裏金をプールしていたことを証言。各地の警察でも、捜査費や報償費などが不正に使用されていた疑惑が明るみになってきた。その背景には、警察の”捜査上の秘密”という聖域に、監査が細部まで踏み込めないという現実があることが浮き彫りになってきた。
相次ぐ不祥事を受けて、警察は失った信頼をどのように回復しようとしているのか。不正経理を防ぐためには、何が必要なのか。国民の目の届かないところで行われていた不正の実態と、各地で始まった監査制度見直しに向けた取り組みを追う。
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