3回目の最終日はイラク復興のカギをにぎる国連の取り組みを見つめる。去年8月の爆破事件によってイラクからの撤退を余儀なくされた国際連合。6月末に迫ったイラクの主権委譲や選挙で調停機関としての役割を果たそうとアナン事務総長は強い決意を示した。
しかし現地職員の危険性は今も変わっていない。残ったイラク人職員は今も「アメリカの仲間」と見られ、国連マークのついた車に乗ることが出来ない。ヨルダンやエジプトに避難したスタッフは支援を出来るだけ早く再開したいと願っているが、イラクに戻ることの危険性にためらいを感じざるを得ない。
国連は再びその存在感を国際社会に取り戻すことが出来るのか、そのため国連をどう変えていくべきなのか、NYの本部とイラク支援の最前線からリポートを通して考える。
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