2日目はイラク戦争に対するまなざしが変わり始めたアメリカ社会を見つめる。空軍パイロットとして戦争に参加したネイサン・ホワイト大尉。彼の死が遺族や友人、そして故郷に静かな波紋を広げている。日本人の妻、明子さんは彼が死の前日まで書き続けた日記に目を通し、イラクとの戦いへの思い、戦闘中の気持ちを確かながら、当時イラク戦争を強く支持したアメリカ社会、そしてイラク戦争の意味を考え始めている。イラク戦争に賛成し、息子の出征を誇りにしていた父ダニスさんは息子の高校時代の恩師や同級生と対話を重ねながら、母国の行為が正しいことだったのか、答えを見いだそうとする日々を送っている。一人の兵士の死を通じて、揺らぎ始めたアメリカ市民の心のうちを描き出す。
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