これまでトラックで運ばれていた貨物の輸送手段を鉄道や船に切り替える「モーダルシフト」。輸送をトラックから船に変えると地球温暖化の原因となるCO2の排出量を4分の1に、鉄道に変えると8分の1にまで削減できることから、今年度から国が「実証実験」を本格的に開始。コンピューターメーカーや、宅配便など様々な企業がこの「モーダルシフト」に取り組んでいる。鉄道輸送用のコンテナを自社の製品サイズに合わせて作り変え、積載効率をとことん追求することで、CO2だけでなくコスト削減にも成功したメーカー。顧客一件ごとに希望納期を調べ直した結果、大幅なモーダルシフトを可能にした企業もある。
より速くより安い輸送へのニーズと二酸化炭素削減をどう両立させるのか? モーダルシフトを進めるための障害は何なのか?物流の環境対策を検証する。
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