アメリカとは一線を画した国際秩序を模索するフランス外交。その顔であるドビルパン外相は、イラク開戦の直前に、国連安保理でアメリカ非難の演説を行い、満場の拍手を浴びた。その後も、イラク復興の国連決議には賛成しつつも、派兵拒否を早々と表明するなど、独自外交路線を貫いている。
イラク戦争を巡っては、大方の見方を裏切って最後までアメリカとの妥協を拒んだのはなぜか。今後、イラクの復興にどう関わるのか。EU統合の推進役として、超大国アメリカの一国主義的な外交をどう見ているか。
48歳の若さで就任し、歴史書などの著作もある異色の外相にインタビューする。
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