予知を前提とした大規模な防災体制の整備が進められてきた東海地震。その根幹となる国の防災基本計画が今年、見直された。
国の東海地震対策が始まって25年目。GPS観測網の整備や新たなコンピュータープログラムによる解析技術の進歩などで、地震のメカニズムの解明が進み、予知の精度も飛躍的に高まっている。こうした成果を防災に生かすために、段階的に情報を出し、よりきめの細かい防災計画に役立てようというものだ。さらに、もう一つの柱として強調されたのが「建物の耐震化」。地震に直接備える予防策として行うべきとしている。しかし、国に先駆けて公共建築物や住宅の耐震化に取り組んできた静岡県では、多くの問題に直面している。
番組では、東海地震予知の最新の研究と、新たに打ち出された東海地震対策の課題を伝える。
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