ストーカー規制法が施行されて3年。被害者から警察へ訴えがあると加害者への「警告」が行われ、さらに行為が続けば行政命令や刑事罰が課せられることになった。
一昨年の警告件数は460件、その中で禁止命令に至ったものは僅か18件で、警告の効果は大きいとされている。しかしその一方で、数字には現れない、警告が逆効果になる例も増えている。
ストーカー対策に取り組んでいるNPOには、警告に対する逆恨みから行為がエスカレートしたため怖くてそれ以上訴え出ることができずに逃げ回っている被害者からの相談が急増。さらに、法律すれすれの嫌がらせを続ける悪質なストーカーも出現している。
規制法では対処しきれないストーカーの実態を探り、始まった対策について考える。
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