去年夏場所に右ヒザ半月板を痛め、七場所連続休場を余儀なくされた貴乃花が、秋場所で復活を遂げた。横審から事実上の引退勧告を突きつけられ、まさに「待ったなし」の苦境からの完全復活。しかし、1年4か月ぶりの土俵に立つまでには、人知れぬ様々な思いがあった。
力士生命を賭けた手術の決断、土俵に立てず稽古場で四股だけを踏み続けた日々。「自分は土俵の上で死ぬ人間」と語る横綱にとって、自らの進退と向き合った1年4ヶ月はつらく厳しいものだった。
回復が遅れる右ひざに、引退の不安はなかったのか。横綱としての責任を全うできない自分に焦りはなかったのか。これまであえて多くを語らなかった貴乃花が、国谷キャスターの単独インタビューで初めてその胸の内を明かす。
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