栄養失調が原因で寝たきりや病気になる老人が意外に多い事が分かってきた。
厚生省の調査では、高齢外来患者の8.5%、介護老人では3割がカロリーやタンパク質が不足する低栄養状態、つまり、栄養失調だった。
一人暮らしが長く続き徐々に食が細くなり、気が付いたら足腰が立たなくなった人、コレステロールの取りすぎに気を使いつづけた結果、免疫機能が低下し入退院を繰り返す人などさまざま。
栄養失調は、死亡率を2.7倍にも高めてしまう。
老人の栄養失調の実態と背景を明らかにし、村ぐるみの食事指導で成果を上げる秋田県南外村の取り組みを紹介しながら対策を考える。
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